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【小説】リゾナントブルーのМVからストーリーを想像するスレ 第122話 [無断転載禁止]©2ch.net

268 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2016/06/03(金) 00:30:28.26 0
右手で握った銃から伝わるのは無機質な重みのみ。いや、握るなんて意識すらしていないかもしれない
何百、何千回と繰り返した一連の動作にムダはなく、カン、カン、カン、カン、カンと金属音が響く
火薬の臭いは好きになれない、そう思いながら数十メートル先の的は全て正中を射抜いていた

「ブラボー!」
パチパチと乾いた拍手がしたので振り向くと、壁に寄りかかりながら私のことをまた見ているあいつの姿
「百発百中じゃあないか!それもド真ん中だよ!もっと誇らしげにしなよ!」
決して悪いヤツではないことも知っているし、腕も立つことは誰よりも私が保証する。ただ・・・
「ここ、練習場なんだから静かにしてよ。私以外も使用中なのよ」
「Oh! それは申し訳なかったネ。でも、銃器の扱い、さすがだよ。一つのミスもなかったじゃないか」
すこしうるさい。

「私だって失敗くらいするわよ」
「君らしくないね」
そういって銃口を彼にむけた
「訓練中に『偶然』銃口を向け、『偶然』実弾が入っていて、『偶然』額を打ち抜く、そんなことあるかもしれないわ」
「おいおいおい、ジョークがきついよ」
もちろん冗談だ。すぐに銃を下ろす
「君に撃たれるなら、それはそれで本望かもしれないが、まだまだ人生でやり残したことがあるから死ねないよ」

「それで何の用?」
汗ばんだ髪をタオルで乾かしながら、彼に問う
「班長が呼んでた。報告書のことじゃないかな?説教される覚えなんてないんだろ?」
もちろん、といっては言い過ぎかもしれないが、思い当たる節はない
「わかったわ、すぐに向かうわ。ありがとうジョニー」
「終わったら、少し時間をくれないか?この前のデータについて提案がある」
少し考える。宿題はそんなに多くない、時間を割けるだろう
「ええ、いいわ。私からも一つ、二つお願いがあるの」
「Oh! それはまた珍しいね。でも、まずは班長のもとへ急いだ方がいいよ。班長が君の分のデザートまで食べてしまうから」
「その冗談は面白くないわよ、ジョニー」
「冗談じゃないよ、本当のことさ。さあさあ、早く行った方がいいよ、チェルシー」

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