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【小説】リゾナントブルーのМVからストーリーを想像するスレ 第125話 [無断転載禁止]©2ch.net

1 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2016/07/08(金) 21:01:02.58 0
「うちらはあの子らよりはまとまってないんかもしれんな」
そんな中澤のつぶやきを聞いた者は――――誰もいなかった。

第124話『ズッキの決意(仮)タイトル募集中。。。 』 より


前回のお話はこちら↓
【小説】リゾナントブルーのМVからストーリーを想像するスレ 第124話
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77 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2016/07/09(土) 01:33:21.65 0



ダークネスのリーダーと会い、父親とも再会を果たした鈴木。
しかししばらくはこれといった要求はされなかった。

1週間に1度のペースで授業中にいきなり睡魔に襲われ研究所に飛ばされる。
そして父親と5分10分の対面。
相変わらず父親は少し話しかけると机や椅子を鈴木に向かってぶつけてくる。
ぶつけられたら強制終了。

Dr.マルシェから一言二言話されている最中に睡魔が来て学校に戻る。
3か月もすると涙は出なくなったし、
週1の突然の呼び出しが楽しみになってしまっている鈴木がいた。

精神干渉されている様子はないし、リゾナントのことを聞かれることもない。
鈴木はただ父親の動向に目を配り、
かすかな変化を父親が自分を認めようとしてくれている証として幸せを覚えていた。

78 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2016/07/09(土) 01:34:14.06 0


「香音ちゃん、最近元気だね」
そう言ったのは同時期に入ったメンバーでは最年長になる譜久村。
学校が終わり、リゾナントには譜久村と鈴木が留守番をしていた。
他の面々は地下で訓練したり、どこか遊びに行ってたり・・・個々の日常を過ごしていた。

「そうかな?なんか私変わった?」
鈴木は少し驚きながらも聞き返した。
特にこれといったことはしていなくても、リゾナントにとってダークネスは敵。
鈴木が何と言おうがダークネスと繋がってしまった今、みんなにばれたら鈴木も敵とみなされ戦うことになる。
それは避けたい。

「うん。なんか・・・明るくなった。
最初も明るかったけどちょっと前まではなんか、悩んでるのかな〜って感じで。。
だから聖どうしたらいいのかなって思ってたけど――みんな考えてたみたいだけど、
でも香音ちゃんが元気になってよかった。
誰かに相談したの?」
譜久村はコーヒーを二杯淹れながら話し続ける。
喫茶リゾナントで留守番をする利点は店にあるものならいくらでも飲んでいいし食べてもいいことだ。
留守番とはいえ客はめったに来ないし、だいたい2人以上でするから話をするにはいい機会だ。

「・・・・うん。ちょっとあってね。でも先輩と話したから」
鈴木は何か返答しなければと焦り、その場限りの言葉を吐いた。
『先輩』と言えば譜久村は田中や道重、
あるいはたまに顔を見せる歴代リゾナンターの人たちのことだと思うだろう。
けれど、鈴木は中澤を『先輩』と呼んだ。
中澤の言ったことが正しければ、あの人は先輩になる。

いいんだよね。大丈夫だよね。先輩であってるよね。

鈴木は心の中で何度も確認した―――。




79 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2016/07/09(土) 01:36:25.67 0




「今日はちょっとお話があるんだ」
父親との再会が終わって改まって言うDr.マルシェ。
そしてついてくるように促し、先を歩く。
連れてこられた部屋は会議室のような場所だった。

「これ見てもらえるかな」
そう言うとDr.マルシェは手元で携帯端末を操作する。
白い壁面にプロジェクターの映像が映る。
それと同時に照明も落とされた。

壁面に移っていたのは田中れいな。
採石場のような場所で十数人の男たちと戦っている。
身体能力に優れている田中に男たちはなす術もなく倒されていく。

「昨日、17時くらいかな。
いきさつとかは割愛するけれど、どうして彼女は一人なんだろう?」
Dr.マルシェは映像を止めると鈴木に聞いた。

昨日は16時頃に帰宅してすぐにリゾナントへ行った。
そして道重や飯窪と話しながら時間を過ごした。
鈴木は考えた。
しかしそこに田中がいたのかどうか、そして他に誰がいたのかどうか思い出せなかった。

「わかりません。私たちはなにも聞いていません」
鈴木は素直に答えた。
「私『たち』ね。少なくとも君は本当に知らないんだね」
Dr.マルシェは念押しする。
鈴木は少々むっとしながらも首を振る。

「いったいこれはなんなんですか」
鈴木は抗議するように問いかける。

なぜ田中は戦闘をしているのか。
そして、この映像を見せて何がしたいのか。

「君に知らされていないということは、君は知らなくてもいいことだよ。
そして私も君に教える気はさらさらない。
忘れてるようだけどこちらはすでに『Give』しているんだ。
『Take』がない限り、それ以上のことは望まないほうがいい」
Dr.マルシェは携帯端末に目を落としたまま答える。
もう鈴木には全く興味がないようだ。

80 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2016/07/09(土) 01:37:08.50 0


しかし、鈴木には聞きたいことがある。

「いったい私に何をしてほしいんですか」

鈴木は多少なりとも考えていた。
ダークネスが鈴木に求めているのは自身に出来ることか否か。
出来ないこと、し難いことの時に自分はどうすればいいのか。

Dr.マルシェはおかしいことでも聞いたように顔をふっとあげて、
嫌らしい笑みを浮かべる。
「なにもしなくていいよ、今はまだ」
「今はまだ何もしなくていいよ。いずれ何かはしてもらうよ。
心配しなくていいよ。だからその前に―――の心配―――いい・・・」
Dr.マルシェの話は途中で聞きがたくなってしまた。
また鈴木に睡魔がやってきたのだ。
懸命に睡魔を振り払おうとしても、やはり抗えきれなかった。







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