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【小説】リゾナントブルーのМVからストーリーを想像するスレ 第134話 [無断転載禁止]©2ch.net

468 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2016/11/10(木) 23:54:12.37 0
♪ららら らららー 空の上
♪ららら らららー なにがある?

うわっもう少しで天国に行っちゃうところだったよ

「ちょっと大げさすぎでしょ」

そういう鈴木香音だったが、その目はとても申し訳なさそうだ
女の持っていた押し花が香音の誤爆と関係していると推測した里保に対して、女は宣戦布告代わりに自分の二つ名を告げた

「花畑、もとい花園の魔女」と

押し花への口づけと花の名の詠唱によって起こる不思議な現象に振り回される二人
【物質透過】の能力で対処する香音に対して、里保は反射神経で攻撃を回避しながら女との戦いがこれまで戦った能力者とのそれとは少し異なっていることを感じる
能力者たちの能力による攻撃と比べれば、花畑の魔女の攻撃には微妙なずれを感じるのだ

里保はリゾナンターに加わった当初のリーダーである高橋愛から直々に戦闘の手ほどきを受けた時、交わした会話を思い出す
それは「魔女」と呼ばれる能力者との戦いについてのものだった

「魔女」や「魔術師」と呼ばれる存在と、愛や里保のような「能力者」は「異能」を発現できるという点では共通した存在だ
しかし「異能」の発現のプロセスにおいて両者には違いがある
自分の手足を動かす感覚の延長線上で「異能」を発現できる「能力者」に対して、「魔女」たちが「異能」を発現するにはタイムラグが生じる
愛はそれを水と水門の関係に例えて里保に説明した

「たとえていうならあーしら能力者は水門みたいなものなんよ」
「水門ですか」
「あーしらの能力のエネルギーを水としたら、あーしらは自分で水を作ってるわけではなく、背後に巨大な貯水湖や川が存在しとると思う」
「別に私の背中の後ろには川は見当たりませんが」
「それはたとえ。水の正体は何なのかはいろんな説がある。宇宙空間から降り注ぐ見えない粒子とか世界中の人間の思念エネルギーであるとか、地球という星自体のエネルギーであるとか」、
「私たちの世界に流れている見えない何かを利用できるかできないかが能力者とそうでない者の違いであると?」

里保の解釈を肯定した上で愛は「能力者」と「魔女」の違いについて説明した
自分の中に水門を持つ「能力者」に対して、「魔女」はチカラの根源を引き出す「水門」を持ってない

「だからチカラを引き出すための装置を作るんよ。それが魔法陣っていうやつ。そして引き出したチカラを有効に使うため結界を作ってチカラを使う範囲を決める」
「じゃあもしも魔女と戦う時が来たら、魔法陣を壊すか、結界を破って逃げればいいんですか」
「それが簡単に壊せるものならばね」

過去の経験を振り返ったのか、苦笑した愛は里保にこうアドバイスした

「魔女が魔術を使う時は、基本立ち上がりが遅いから速攻で叩ければいいんやけどのぅ」
「まあその点は向こうも織り込み済みですよね」

魔術を使って戦いを挑んでくるものは、自分の魔術に独自性を持たせるために様々な工夫をしてくる
独自の儀式や呪文を開発してタイムラグを短縮する者、自分の得意な属性にこだわる者
各々の特性を見破って、それを壊せないまでもずらしたり形を変えることが出来れば魔術を使う者との戦闘で優位に立てる
そんな対策を教えてくれた上で、こう付け加えた

「まあもっともそこまでやらなきゃいけない強い魔女なんて一人ぐらいしか思い浮かばないんだけどね」

結界で外の世界と区切られたこの場の論理を掴もうと考えを巡らしながら、女に肉迫する里保だったが…

「ゴ・ボ・ウ」

色っぽい呟きとともに里保の動きが女の一歩手前で完全に静止した
そして加えられる強烈な打撃を腹部に加えられ、胃液が逆流する

次回、モーニング戦隊リゾナンター’14 『虹のせせらぎ』

「私に近づかないで」という花言葉か。この魔女はどうやら花にこだわりがあるみたいだな

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