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【小説】リゾナントブルーのМVからストーリーを想像するスレ 第139話 [無断転載禁止]©2ch.net

1 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/11(水) 21:44:29.40 0
黒塗りの刃は鞘へと収まり、不気味な気配が一切遮断される。

 「行こう、レイナ」
 「はい加賀さん」

女、加賀楓の後を異獣、レイナが付いて歩いていく。
血生臭い世界を背負い、加賀は静かに前を見つめている。

第138話『朱の誓約、黄金の畔』より

前回のお話はこちら
【小説】リゾナントブルーのМVからストーリーを想像するスレ 第138話
http://hanabi.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1482840273/

【用語】@wiki
http://www39.atwiki.jp/resonant/

【過去】第1話〜第20話のログまとめ
http://resonant.web.fc2.com/

【保管1】まとめサイト(仮)※第1話〜第24話の小説は収録完了
http://www45.atwiki.jp/papayaga0226/

【保管2】まとめサイト Ver.2 第25話〜第43話
http://resonanter.blog47.fc2.com/ ※IEで閲覧できない場合は火狐かChromeの導入を推奨
http://www61.atwiki.jp/i914/ IEの方はこちら

【保管3】暫定保管庫(まとめサイト3) 第44話〜第104話
http://www35.atwiki.jp/marcher/

【保管4】まとめサイト Ver.4 過去ログ保管・編集中 第105話以降
http://resonant4.cloud-line.com

【スレのテンプレ・感想・作品のあとがき 他】したらば掲示板
http://jbbs.shitaraba.net/music/22534/

107 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/13(金) 17:02:41.63 0
>>90-106
『朱の誓約、黄金の畔 -bloodstained cocoon-』

調べると加賀さんも鞘師さんに憧れてオーディションを受けた子なんですね。
影響力の高さを感じます。

よく分からない所はいつか行われるチャットなどで聞いてください。お答えします。

108 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/13(金) 17:04:05.82 0
毎度毎度すみませんスミマセンスミマセンorz
レス量は十分考えてるはずなんですがどうしても長くなります、ので
小分けでもなんでもしてくださって結構なのでよろしくお願いしますorz



以上転載
したらばの修正依頼箇所を修正しています

109 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/13(金) 17:31:24.40 0
更新と転載乙
うわぁついにりほりほが…の展開はハラハラドキドキでした
かつての味方がってパターンはやはり燃えますね

110 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/13(金) 18:01:10.58 0
最初に出会った時。
彼女は、希望と向上心に溢れた目つきをしていた。
こちらに挑み、そして敗れた時も。
悔しさ、自らの不甲斐なさを責める気持ちはあれど。
それでも、澄んだ目をしていた。目の輝きは、失われていなかった。

だからこそ、里保は思う。

何故今自分が対峙している彼女の瞳の光は、失われてしまったのだと。

111 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/13(金) 18:02:14.10 0
無言のまま、少女が刀を構え、そして里保に襲い掛かる。
鋭い踏み込み、振り下ろされる刃。
禍々しい黒い斬撃を、里保は生み出した水の刀で受け止める。

「まだ…私のことを認めてはくれないんですね…」

虚ろな瞳のまま、少女は里保に問う。
腰に据えた刀を、あの時里保は抜かなかった。あくまでも水の刀で彼女の剣に応じ、そして捻じ伏せた。
少女の太刀筋は若く、そして拙かった。真の刀を抜いてしまっては、少女を傷つけてしまう。
伸び白のある少女の未来を慮ってのことだった。

少女は里保によって遮られた刃をひねるように回し、さらに斬り込もうとする。
その瞬間。彼女の刀と同じように黒く、そして昏い風が生みだされる。

…まずい!!

里保は咄嗟に、生成した水のヴェールを正面に張った。
巻き起こされた三つの風の爪が、しなやかな防御壁に深く食い込む。

「…それを防ぎますか」

少女は、里保との距離を大きく取る。
「仕掛ける」つもりか。里保は少女の行動に最新の注意を払い、警戒態勢に入った。

112 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/13(金) 18:03:12.87 0
先に少女と手合わせをした時に、里保は少女の能力の特性を掴んでいた。
加賀流剣術、と少女は自らの流派を名乗っていた。聞いたことのない流派ではあるが、少女の真摯な太刀筋から、古くから
細々と伝わる伝統のある剣術と踏んでいた。

さらに言えば、その確かな腕前を支える異能。
少女は、自らの剣術に風の刃を交えることで自らの手数を増やしていた。
言うなれば、三つの風を合わせた「四刀流」。
だが、自らの剣術と異能を完全に統合できてはいなかった。一瞬の隙を突き、里保は少女に勝利した。そして。

― もっと強くなって、また来なよ。うちは、いつでもここにいる ―

激励の、つもりだった。
けれど、少女はそうは受け取らなかった。頬を紅潮させ、今にも泣きそうな顔で里保のことを睨み付けた。
それでもいい、里保は思った。悔しさや怒りは、時として自らを大きく伸ばすことができる。
そう信じて、少女の背中を見送った。

だが。少女が里保の前に再び姿を現した時には。
最初に会った時とは似ても似つかぬ修羅と化していた。
身に漂う気は黒く揺らめき、絶えず血を求めているかのように見える。
少女の瞳には、里保の姿は映っていなかった。ただ、目の前の人間を斬ることだけに捉われた、剣鬼。

113 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/13(金) 18:04:10.42 0
少女が、刀を下段に持ち直す。
来るか。里保はペットボトルの水を撒き、そこから新たにもう一振りの刀を手に取った。

「…加賀流参之型『千刃走(せんにんそう)』」

そう呟いた少女の姿が、掻き消える。
いや、そうではない。少女は、目にも止まらぬ速さで一気に里保との距離を詰めていた。
そして、その走りは無数の凶暴な風とともに。
千の刃が走るとはよく言ったもの。一斉にこちらに向かってくる斬撃、水の防御壁ではあっと言う間に内側ごと切り裂かれ
てしまうだろう。

防御よりも回避。
里保は造り出した水の珠を足場に、天高く舞い上がる。
頭上を取り、制圧する。
上昇から下降に移行した里保が見たものは。

「甘いですね…」

攻撃対象を見失いそのまま突っ込むかに見えた少女はこれを見越したかのように里保の眼下で立ち止まり、構えていた。
左手を前に突き出し、弓を引き絞るかのように刀を後ろに引いた姿で。

「加賀流陸之型…『死螺逝(しらゆき)』」

ぎりぎりまで溜められた力が、一気に開放される。
捻りを加えた刀の一突きは、風を纏い螺旋の流れと化して、一気に上空の里保に襲い掛かった。

114 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/13(金) 18:04:49.33 0
「ぐあああっ!!!!」

予想だにしない飛び道具、里保は荒ぶる風に巻き込まれ、全身を切り裂かれて墜落する。
通常であれば、再起不能の大怪我。それでも少女は戦闘態勢を解こうとはしない。

「まさか…この程度で、終わりませんよね?」

少女の言葉通り、里保は立ち上がった。
瞬時に纏った水の鎧によって被害は最小限に食い止められたものの、着衣は所々が切り裂かれ、浅い切り傷からはうっすら
と血が滲んでいた。

「その力は…間違った力だよ」

里保は、はっきりとそう言う。
確かに以前の少女とは段違いの強さだ。それは刃を交えても実感できた。
それでも。

手にした黒い刀を振るたびに、刀に生気を奪われてゆく。
少女の顔色は、病人であるかのように青白かった。
今の力が、その禍々しい刀によって与えられているのかもしれない。

「力に…正しいも間違いもないですよ…私は…鞘師さんを、斃します。ただ…それだけ…」

115 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/13(金) 18:06:14.72 0
「そんなこと、ない」

あの時、あの人に言われた言葉。
里保はかつて自分を優しく見守ってくれた人物のことを思い出す。

― 鞘師はそんなこと、しない ―

そう言ってくれたあの人は、自分を緋色の魔王の手から救い出してくれた。
今度は、自分が目の前の少女に救いの手を差し伸べる番だ。

「力を、正しく使うこと。教えてあげるよ、加賀ちゃん」

すう、と息を吸い込み。
腰の刀を抜き、構える。
一瞬で決める。この子の、明日のためにも。
向けられた刃は、強固な意志と共に。

116 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/13(金) 18:06:49.82 0
>>772-777
「剣の道」後半に続きます

加賀ちゃんの技ですが
千刃走→仙人草(クレマチスの和名)
死螺逝→白雪姫(クレマチスの品種)
が元ネタとなっております

117 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/13(金) 18:18:34.90 0
第139話 (2017/01/11(水) 21:44:29.40〜)

黒塗りの刃は鞘へと収まり、不気味な気配が一切遮断される。

 「行こう、レイナ」
 「はい加賀さん」

女、加賀楓の後を異獣、レイナが付いて歩いていく。
血生臭い世界を背負い、加賀は静かに前を見つめている。

 第138話『朱の誓約、黄金の畔』より


第139話 作品一覧

(139)34 かなしみ戦隊リゾナンターP 前編「セクシーキャットの演説」
>>34

(139)67 かなしみ戦隊リゾナンターP 中編「ムキダシで向き合って」
>>67

(139)90『朱の誓約、黄金の畔 -bloodstained cocoon-』
>>90-106

(139)110「剣の道」前半
>>110-115

118 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/13(金) 18:47:06.89 0
新作が2作品も!しかも両方とも『さやでぃー』?っぽい…早く帰って読みたいのに氷の魔女の罠に阻まれなかなか進まない。。。

119 :p342140-ipngn200409oomichi.oita.ocn.ne.jp@無断転載は禁止:2017/01/13(金) 19:14:38.81 0
コアラのマーチの絵柄を消すマシンを作る。一体なんのために…と思ったら深い理由があった
http://dukipe.diipl.com/856_74.html

120 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/13(金) 20:32:43.76 0
作者さん×2名お疲れさまでした
無間地獄の力は誰のものですかね??

121 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/13(金) 20:36:08.78 O
召喚術だからかえでぃーでは

122 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/13(金) 22:21:10.70 O
ミッドナイトみそ汁

123 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/13(金) 22:48:21.38 0
>>107
更新&転載乙です。やっと読めたー
時系列を交差しながら進む物語はまるで夢物語を見ているかのよう…

ステーシー事件・リリウム計画・リリー・異界への扉・佐藤の行動・そして鞘師・・・気になる謎は多いけど物語の完結まで楽しみに待ってます

124 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/13(金) 23:01:20.32 0
>>116
手に汗握る攻防戦…完全に脳内再生出来た
どことなく、るろ剣の剣心と縁の戦いを彷彿させる

今度は鞘師が加賀にとっての『道標』となるんだな…

125 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/14(土) 00:07:33.07 0
次回予告
http://livedoor.blogimg.jp/helloprohealing/imgs/2/a/2afb925f.jpg
         悪魔…そうじゃない!あれは道重さんだ!!教団から私を救い出し
 そしてリゾナンターへ選んでくれた 憧れで大 大 大好きな道重さんだ!!!向き合うんだ道重さんと!
  少女は道重を信じていた そして過去 偽りの不老不死に利用され 毛嫌いしていた自分の能力を
 道重さんのおかげで信じる事が出来た 私の力は心を入れ替えられる事 他人同士や自分とも出来る
       きっと道重さんは何かに操られているから あんな姿になっているんだ
      そうに違いない なら真莉愛が入れ替わって道重さんを解放してあげるんだ!

                  ゆっくりと歩み寄る2人
http://livedoor.blogimg.jp/cutesokuhou/imgs/a/f/af8c5ff8.jpg
      「道重さん大丈夫です 怖がらないで 真莉愛がすぐ良くしてあげますから」
    少女と悪魔の唇が触れると瞬間 能力が発動し 意識は火花と共にパッと書き換えられた

     目の前の暗闇から少しずつ景色が広がり始める 右から左へとぐるぐると回る世界
       お酒?酔っている?酔うという初めての経験を他人の身体で味わう少女
          -AH ドキドキするような AH クラクラくるような AH-
    ピンク色に怪しく火照る腕 服を着ていないのに全身が熱かった 目の前に自分がいた
          ゆらゆらと揺れるピンク色の真莉愛が……微笑んで話掛ける
http://www.sakuratsutaeru.jp/wp-content/uploads/2014/10/maria04.jpg
    「あら…どぅ私の中は?ふふ 真莉愛ちゃんとってもとっても気持ち良さ そ う じ ゃ な い 」
  そうじゃない…そうじゃない…?私達が目的じゃあ無い?少女はその時 悟った悪魔の本当の目的を
自分では自分を襲えない だから私を利用して入れ替わり 大好きなかわいい自分を味わう事だったんだ
    ピンクとピンクの心と身体はやがて交じり合い 少女の心は深く染まっていくのだった


次回かなしみ戦隊リゾナンターP 後編「そうじゃない」

http://st73.storage.gree.jp/album/23/42/27952342/073d8f88_640.jpg
                 【 み ち し げ さ い せ い 】
        ブログの最後を飾ったそのタイトルは『 いただきます。 』であった
          -リゾナントでは 酒に酔うのではない 愛に彷徨うのだ-

126 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/14(土) 00:14:32.83 0
異常です、いや以上です
久しぶりに書いたので緊張しました
でもこのスレの方はやっぱ優しいなぁ
ではまた〜
 
名古屋ハロコン行ってきますーー

127 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/14(土) 01:11:23.55 0
いや"異常"であってるw悪い予感的中…と言うか某事務所並みに斜め上いってたw
確かに自分大好きさゆなら一度は自分を食べたいと思うはず!(そうじゃない)

ハロコン楽しんできてね〜

128 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/14(土) 01:12:59.85 O
>>126
乙様です
また作者さんの作品が読めてホゼナンターとってもうれしいです

129 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/14(土) 02:24:53.64 0
リゾスレはホントに変態紳士or淑女で溢れてる

130 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/14(土) 02:34:32.59 0
>>120-121
あれも九十九の一つである異獣が象った能力です。
そうですね…描写はあえて入れなかったんですが大凧みたいなものに
ずっと雑巾絞りされてるイメージでしょうか。
無間地獄というのは比喩と考えてくださればとっても嬉しいです。

次回は譜久村さんが過ちを犯した時間軸から始まります。

131 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/14(土) 03:39:01.05 0
ねる

132 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/14(土) 06:16:29.30 0
みそなんたーは今日も元気に発酵中

133 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/14(土) 06:19:44.73 0
おはよう寒いね…

134 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/14(土) 06:49:59.85 0
ハロメンが
地元に来てても
わし仕事

135 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/14(土) 09:15:09.71 0
今日は大変だな

136 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/14(土) 09:58:34.32 0
寒すぎる・・・ハロコン行く皆も凍えないように気を付けてな〜

137 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/14(土) 11:43:10.12 0
グッズ列並びたくないな
ダミーを作り出す能力がオタにあれば…

138 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/14(土) 12:55:23.10 0
デコイか

139 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/14(土) 15:20:07.63 0
氷点下ホゼナント

140 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/14(土) 15:55:51.60 0
豆腐の味噌汁食べたい

141 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/14(土) 17:16:22.79 0
ノノ刀e _l‘)<野中ちゃんの能力をコピーしますわ

http://pbs.twimg.com/media/C1YCSo6VIAA9VtX.jpg
http://pbs.twimg.com/media/C1YCeQFUsAAA17t.jpg
http://pbs.twimg.com/media/C1YCfQqVQAAOFLS.jpg

142 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/14(土) 18:35:17.11 0
巻き込まれてるw

143 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/14(土) 18:40:16.06 0
ちっちゃい子好きなんですね
えりぽんと同じ

144 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/14(土) 20:56:03.03 0
あ、愛を感じます・・・

145 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/14(土) 21:48:27.66 0
書いてる途中に矛盾が見つかり書き直そうとするけど収拾着かなくなって絶望しながらホゼナント

146 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/14(土) 22:43:58.65 0
夜勤中のホゼナント…早く帰りたい

147 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 00:01:32.36 0
ほぜん

148 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 00:29:59.22 0
>>146
夜勤ナンターさん…いつもお疲れ様なんだろうね

149 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 01:37:17.69 O
今日は冷えるぜ

150 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 06:27:06.05 0
夜勤明けのホゼナント…後もうちょっとで帰れる

151 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 09:48:45.02 0
イ`

152 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 11:01:54.22 0
寒波

153 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 12:59:43.83 0
誰かちょうどよく暖めてくれる能力者いないかな

154 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 13:20:42.97 0
こんがりとウェルダンでいいなら

155 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 13:21:41.76 0
>>153のレスを見てこれを思い出した

http://i.imgur.com/OLqVtpt.png

156 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 13:32:25.71 0
なかなかひどいw

157 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 14:36:19.79 O
ああっふっふぅ

158 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 16:21:43.60 0
>>155
懐かしいww

159 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 17:39:43.35 0
今日投下するよホゼナント

160 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 18:07:31.46 O
やったー!

161 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 18:34:10.59 0
楽しみずき

162 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 20:20:54.16 0
ひゃっほーい

163 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 20:25:01.36 0
プレッシャーがw

164 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 22:07:53.40 0
保全代わりに前スレ>>331-337つづきです

165 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 22:08:40.80 0
男の腕が鋭く、さくらの顔面を捉えようとする。
冷静にその腕を捌きながら、相手を見極めようとする。
一瞬、男がバランスを崩した。
その好機の訪れに、さくらは男の手首を両腕で掴み、思い切り捻り上げた。
体術はさほど得意ではない。だから、目の前にある機会を逃したくはなかった。
懇親の力を込め、その骨を砕こうとする。
男は舌打ちし、膝でさくらの腕を蹴り上げた。

再び、男とさくらの間に距離が生まれる。
男の目には、焦りの色は浮かんでいなかった。
先ほどの一撃で捉えきれなかったことを不快に感じている様子はない。
その余裕が何処から生まれるのか、さくらは訊ねたくなる。

「なぁ、小田。力が欲しくないか?もっと強い力が」

男はよほどおしゃべりが好きなようだ。
スプリンクラーからの雨に打たれたさくらを舐め回すように眺め、口角を上げる。

「“時間編輯(タイムエディティング)”がさらに長時間使えるようになれば、神になれると思わないか?」

さくらの持つ能力。
“時間編輯(タイムエディティング)”によって生まれる、空白の5秒。
時間を超えるという、神の領域に最も近いとされる能力。
何度も術を行使することは難しく、その反動はかなり大きい。

166 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 22:09:11.65 0
たった5秒で何ができる?と、この能力を有するからこそ、ずっと自問自答してきた。
“5秒”という短時間。
最初は、じゃんけんでズルをするとか、人の顔にいたずら書きをするとかしか、思いつかなかった。
実生活でも、5秒では些細なことしかできない。

「1分、1時間、いや、1日と時間を止めれば、世界地図を書き換えられる。
 永久に時間を止めれば、世界は箱庭と同じだ。歴史をやり直すことだってできる。
 お前の力を高められれば、それが可能になるんだ。俺と来い。俺の研究機関で、お前のチカラを伸ばすんだ」

べらべらと喋る脂の乗った舌。きっと火をつけたら良く燃えるのでしょうねと思う。

「それでも、俺と組まないつもりか?」

心底残念そうに、聞き分けのない子どもを宥めるように男は言う。
怪訝な瞳を返すと、滑稽なピエロのように肩を落とした。
この会話の噛み合わなさは、自分が愛しているのになぜ相手が愛してくれないのかを理解できない、一種のストーカーのようだと思う。
そもそも思考回路が違いすぎるのだ。

幽霊やお化けより、最も怖いものは人間だとはよく言ったものだ。何も会話が成立せず、自分本位に解釈して理論を進める男が、怖いと思った。
だが、この男は「能力者」だ。その時点で、他とは一線を画している。その事実が、さくらに安心感を与える。
不思議なパラドックスだ。
さくらの思考は、「能力者が異常」という前提の元に成り立つ。自己の存在を卑下する事に、何の恐れもない。
能力を有しているという特殊性は、異端であり、それでいて自分と同質であると認識できる。

167 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 22:09:51.82 0
寧ろ、普通に生きている人で、何を考えているか分からない相手の方が、怖い。
能力と異質性がない分、通常の生活に紛れ込み、何を企んでいるのか見えなくなる。
もちろん、「能力者」も、普通の人間からすれば、生活に紛れ込んだ化け物だという認識はあるのだけれど。
立場の差だろうかと納得しつつ、ちらりと視界の端に後輩を映す。
危うい狂気のカケラを孕んだ彼女は、雨に打たれて体温を奪われていた。
もう時間はない。次の一撃で決めるしかないと、覚悟する。

異端。異能。異常。
それは認識している。自分が異常だと分かっているのに、仲間の立場を案ずる。
滑稽だろうか。
人間ばなれした力を有するのに、人間のような感情を抱くのは。

全く。
いつから、こんな風に、なったのかな?

自分の思考もまた、何処か危うさを秘めているなと認識しつつ、構える。
雨に煙る部屋の中で、さくらはふと、考えた。
男の云う、「研究機関」。そこに行けば、能力を最大限に開放できる、と。
単に酔狂で話している可能性も捨てきれない。
だが、この男は自己陶酔型で、プライドが高い。そして子どものような残虐性と純粋性を持ち合わせている。
さくらを呼び出すには、仲間を傷つければ良いという思考も、「野中美希を気にかけている」という彼の一義的な前提の上に成り立っている。
それはあながち間違いではないが、それを盲信するあたり、子どもだ。

168 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 22:10:16.36 0
「その研究機関に入れば、私の“時間編輯(タイムエディティング)”を5秒以上にできると?」

初めて、さくらが自分に興味を示したことに、男は目を輝かせた。
あからさまに興奮し、今にも手を握ってきそうな雰囲気すらある。
それは、共同研究者に喜びを分かち合うそれとも似ていたが、残念ながら男は、そんな崇高な思考の持ち主ではない。

「そうだ。精神の深い部屋に潜り、奥にある鍵のかかった扉を開ける。そうすればチカラは開放される」

それは比喩表現だと分かったが、興味深い話でもあった。
確かに私たちの能力は、常に開放状態ではない。そんなことをすれば、身体への跳ね返りが大きすぎてすぐに倒れてしまう。
タイミングを計り、能力の扉を開いて闘うが、もしその扉を開放状態にして肉体を保てる術があるとすれば。
それをこの男が、あるいはこの男の研究機関が知っているとすれば―――

「……っ、さ……」

雨に溺れかける美希が、こちらをまっすぐに見ていた。
相変わらず、迷子の子犬のような瞳で。

「そうね、5秒という短時間でできることなんて、限られていますからね」
「それが永続的になる可能性もある。どうだ?」

さくらは前髪をかきあげ、微笑む。

169 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 22:10:47.43 0
「興味深いですけど、私には必要ないです」

瞬間、男が姿を消す。
能力を発動したのだと悟る。
右か、左か、後ろか、上か、何処から殴りかかって来るつもりだ?どうせ殴ってでも連れて行こうとするんでしょう?その「研究機関」とやらに。
さくらは腰ベルトに提げたそれに、手を伸ばす。
果たして男は、正面から訪れた。
両腕を広げてこちらを抱きしめようとする姿に戦慄しながらも、さくらは能力を発動しようとする。

その刹那、空気が歪んだ。咄嗟に、チカラを封じる。
男の腕が大きく空振りした。
足がふらつきながら、男は何が起きたかを即座に把握する。さくらもまた、事態を理解した。

“空気調律(エア・コンディショニング)”だと、気付く。

男の姿が再び消えた。
まずいと思ったのも束の間、男は美希に馬乗りになっていた。

「邪魔を!するな!!」

二度、三度、四度と殴打を繰り返す。

「俺と、あいつの、戦闘を!邪魔すんじゃねえ、くそガキが!!」

170 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 22:11:11.16 0
狂気とは、ある種、あの男のことを言うのかもしれないと思う。
男はこの饗宴を楽しんでいるのだ。さくらとの闘いは、男にとっては、性行為にすら似た興奮を覚える手段なのだろうか。
野中美希は奥歯を噛み締めながらも、男にいたぶられ続ける。吐いた血が男の拳を汚す。
さくらは、「やめて!」と叫んだ後、両腕を広げた。
その動作に、男が反応する。

「あなたと行く。だから、もうその子を汚さないで」

男と美希がほぼ同時に、さくらを見つめる。歓喜と、そして絶望に満ちた瞳が交錯する。
美希が必死に何かを紡ごうと口を動かすが、音になることはない。

「その子は放っておけば死ぬわ。そんなことより」

さくらの声に導かれるように、男はふらふらと視線をよこす。

「早く飛んできて?そして空間を越えて、私も連れて行ってくれない?」

あなたの、研究機関へ。
そう言わんとした時には、男は既に能力を開放していた。
男が三度、消える。こちらへ来るのだ、その能力をもってして。

「っ!ぐっ、…ぉ、小田さんっ!!」

必死に、美希が吼える。

171 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 22:11:33.78 0
「………ばかね」

諦めたようにさくらが微笑む。
即座に能力を開放する。
世界が止まる。さくら以外のものが呼吸を忘れる。

5秒という短時間でできること。
じゃんけんでズルをするとか、人の顔にいたずら書きをするとかしか、何処かの歌の一節のように「目を閉じて深呼吸」するか。
そんな僅かなことしか、できない。

だが、ある一節はこう記している。


―――「人生はたった二秒で 何もかも変わってしまうけれど」


小田さくらの能力で成せること。
5秒で、できること。
自問自答しても、いつまでも明確な答えは出てこない。だけど、今、できることはある。

さくらは一歩だけ前に踏み出し、腰ベルトからナイフを抜く。
自分の顎のあたりに水平に構える。

それだけなら、5秒でも、可能だ。

来い―――

172 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 22:11:58.04 0
能力が失われる。
世界が再び、息を吹き返す。

空間を超えた男が、さくらの目の前に「出現」する。
その下卑た笑みが、段々と曇ってゆく。
男には、何が起きたのかを即座には理解できなかった。
自らの喉に刃物が生えていると気付いたのは、まさに、5秒ほど経ったあとだ。

「っ?!」

簡単なことだ。
この男は、子どもじみた支配欲と、残虐性と紙一重の純粋性を持ち合わせている。それゆえに、真っ直ぐにしかやってこないと確信していた。
相手がどこから来るのか分かっていれば、待ちかまえることは容易い。
現れるポイントに立ち、ナイフの刃先を向けるだけだ。後は勝手に、向こうが罠の口へと飛び込んでくる。
たった5秒でも、それくらい、可能だ。
まあ、短時間であるがゆえ、喉への突き立ては甘く、まだ刃先しか皮膚を突き破っていないのだが。

「ぎ、さっ!」

男はパニックに陥りながらも、さくらの腕を掴み、ナイフを抜こうとする。
だが、それが、叶わない。
男の手は、空ばかりを掴む。

それが何故であるか、さすがに認識できた。

173 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 22:12:22.13 0
男は喉から血を溢れさせながら、「のながぁぁ!!」と叫ぶ。
迸った血が雨のように降る。
“空気調律(エア・コンディショニング)”を使う野中美希は、雨の中で、溺れないように必死に、藁にすがる。

「5秒でも、できること、あったでしょ?」

さくらはそうして、一気に腕に力を込めた。
ナイフは深々と根元まで突き刺さり、男の呼吸を奪っていく。
そのうちガリガリと喉をかきむしり始める。
異物を追い払おうとするも、根元まで突き刺さるそれに爪を立てたところで、皮膚が削られ、血が溢れるだけだ。
気が動転しつつも、男は活路を見出そうと必死だった。
が、結局は能力を発動することもなく、雨に脚をすくわれて倒れ込んだ。血だまりの中で、男の世界は為す術なく閉じていく。
さくらはその醜態を見届ける気にもならず、大股で美希へと急ぐ。

「っかはぁ!」

血を噴き出した男が、その脚を掴んできた。
まだ意識があるのだろうかとさくらは辟易する。

「それ以上、野中にも、私にも触らないでくれます?」

冷たく言い放って一歩踏み出すのと、男が事切れたのはほぼ同時だった。男の腕は血を失い、怖いほどに真っ白だった。
これまで、もう何人、こうして人の生命を奪ってきたのだろうとぼんやり考えながら、美希へと走る。

174 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 22:12:45.76 0
美希は、男から受けた暴行と、度重なる能力の公使により、すっかり疲弊しきっていた。スプリンクラーのせいで体温も奪われている。
動かすのは得策ではないと分かりながらも、その身体を抱き、部屋の外まで移動した。これでひとまず雨は凌げる。

「譜久村さん呼んだから。もう少し我慢して」

美希に呼びかけるも、彼女には届いていないかもしれなかった。
荒い呼吸を繰り返しながら、必死に「生」を生成する彼女には。

「裏切ったと思った?」

素早く止血しながら、答えが返ってこないと分かりながらも、さくらは問う。
先ほどの美希の瞳は、寂しいほどに濡れていた。哀しいと叫び、行かないでと吼える様は、道を失った子どもと同じだった。
肋骨に触れながら、ああやはり折れていたかと肩を落とす。
早く聖に来てほしい。治癒能力を行使してほしい。
こんなときに、“時間遅延(タイムディレイ)”が使えれば、彼女の傷の浸食を抑えることができるのに。
今の私の能力で、止めてしまっては意味がない。

男の話していた、「研究」と「組織」を改めて考える。
もしその研究に触れれば、この能力の別の可能性も見えてくるのだろうか。
例えば、相手の体感速度のみ遅くするとか、世界の呼吸を1分近く奪うとか、あるいは過去への干渉も可能に―――

思考が走っていくのを止めたのは、美希の小さな手だった。
彼女は震えながら、さくらのシャツの裾をぎゅうと握る。

175 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 22:13:47.30 0
道を失くした子どもが、やっと見つけた母の腕に縋るように。
深い森の中で、射し込んできた光を淡く掴むように。

改めてその姿を見る。
肉体的にはもうボロボロで、一刻も早く手当てが必要だった。
だが、さくらは何処か、達観している。
聖が間に合うという確信からか、仲間を失うことに慣れてしまった哀しみからか、何も、恐れない。

「…………」

何かを彼女は言おうとしていた。その言葉の存在に気付きながらも、目を伏せるべきだろうかと考えた。
美希が伝えたいことの奥にあるものは、何となく見えていた。
本当に裏切ったと思っていたなら、彼女は“空気調律(エア・コンディショニング)”を発動できなかった。
さくらの真意を何処まで汲み取っていたかは定かではないが、美希は分かっていたはずだ。あの場で自分が成すべきことを、しっかりと。

「しゃべらないで?結構、重傷だから」

血と水を拭いながら、さくらは言う。だが、美希は諦めることなく口を動かした。
そこから漏れるのが荒い呼吸だけだったとしても、必死に音に乗せようとする力は、ああ、彼女にしかない「強さ」だ。

「………で…」

176 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 22:14:09.71 0
さくらの心に流れ込んでくる想いが、熱く震える。
それは、すぐ傍までやってきた譜久村聖のものと、今、この手を掴んで離さない未知数の力を持った、野中美希のものだ。

「行か……ない、で……ひと、り……は」

危ないです―――。と微かに聞こえたのと、聖が階段を駆け上がってきたのはほぼ同時だった。
聖は素早く複製能力で、美希の傷を治癒していく。

「ずいぶん無茶したね」
「すみません。私がついていながら…」
「小田ちゃんのせいじゃないよ。野中にとっても良い経験だと思う。それより」

聖は、水浸しの部屋を一瞥し、その真ん中で事切れている男を目に映す。
喉にナイフを生やした姿は特異だったが、そこに興味は抱かない。

「あの人、なに?」
「本人は“空間超越(エアー・トランスセンデンス)”の使い手と言っていましたが、実際は“空間切断(エアー・カット)”じゃないかと」
「……何で、そう思うの?」

美希の肋骨に手を伸ばしながら、聖は問う。
さくらはあの時の闘いを振り返りながら、あの男が“空間超越(エアー・トランスセンデンス)”と言いつつ、瞬間移動のように能力を行使していたことを説明した。
その上で、「ボタンが消えたんです」と言う。

「あの男が過ぎ去った後、ボタンやジャケットの袖が消失したんです。ちぎれたのではなく、消えました。
 それは一定の空間を消し去るようで…空間と空間の間をぽっかり切断できるチカラなんじゃないかと」
「野中に生まれたチカラと似てるってこと?」

177 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 22:14:48.17 0
「近いかもしれません。あの人は目の前にある少しの距離を切断し、その先の地点へと飛ぶことができた…
 それを“超越(ジャンプ)”と勘違いしていたみたいですけど」

あの男が本来有していた能力、“空間切断(エアー・カット)”。
もしそれを行使していたら、かなり強敵となっていたはずだ。
まだ確認が取れていないが、切り取られた空間とともに、ボタンやジャケット、そして雨が消失した。
そしてその消失は、まだ“戻って”きていない。
もし完全にこの世界から消滅するならば、例えば誰かの身体を跨いで空間を切断したとしたら、もうその身体が再生することはない。
確実に訪れる死に対抗する術はない。
男は自分の能力を過小評価していた。それこそが敗因だ。自信家に見えて、案外、小心者だったのかもしれない。


―――神になれると思わないか?


神になるチカラ。
自分の領域を超える、“人”を超えた存在への、挑戦という名の冒涜。

「小田―――」

美希の傷を癒した聖が、静かに自分の名を呼んだ。
さくらははっとして顔を上げる。
聖の冷たい瞳が、さくらを捉える。
その時さくらは思った。場違いながらも、「ああ」と納得した。

ああ、この人は、リゾナンターのリーダーだと。

178 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 22:15:08.11 0
「潜入捜査とか言って、単独で勝手に行かないでね?」
「なんのことです?」

努めて冷静に言うが、聖は首を振る。
そのまま何も口にすることなく立ち上がり、ぐっと伸びをした。

「早く野中運んで帰ろう。風邪引かれても、そこまで面倒見られないよ」

そうして聖は、ジャケットを羽織り直し、廃ビルを後にした。
さくらは美希の肩を抱き、ゆっくりと歩き出す。

男の所属していた組織がダークネスであることは間違いないが、「研究機関」という言葉に引っかかりがあった。
何を企んでいるのか、どうやら他にも知るべきことがあるようだと悟る。

だが、聖はそんなさくらの思惑を感じ取っているのだろう。先に牽制されてしまったなと苦笑せざるを得ない。
聖の、リゾナンターを導く大切なリーダーの背中を見ながら、一歩ずつ歩く。


―――「行か……ない、で……」


―――「単独で勝手に行かないでね?」


美希の温もりが、鼓動が、必死に叫んだ命が、さくらに伝わってくる。
二人の言葉が交錯する中、さくらは一人、ある決断を下していた。

179 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 22:17:16.21 0
>>165-178 以上「羅針盤」

思わせぶりな感じですが続きませんw
1本の長い話になったらカッコいいんだろうなあとは思います…

180 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 23:49:22.37 0
http://i.imgur.com/zYbjz5U.jpg
これは全力のああっふっふぅ

181 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/15(日) 23:57:32.72 O
>>179

ちぇるさくの合間にそっと挟まれるシメリーズがよいですな
これから作者さんはさらにちぇるさくを深化させるのか他のメンバーにも手を出すのかw
次回作も引き続き楽しみ

182 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/16(月) 00:04:19.24 0
>>179
ちぇるさく来てたーー!投稿乙です
こんなにも優しくてcoolな小田さんが続かないだなんて勿体ない・・・

183 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/16(月) 00:55:41.18 0
主人公はチェルかと思いきや小田ちゃんか

184 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/16(月) 03:43:36.71 0
深夜ホゼ

185 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/16(月) 04:39:50.92 0
>>179
更新乙です
ちぇるさくの物語はまだまだ続きそう…作者さんのちぇるさく愛がこれで終わるとは思えないしw

186 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/16(月) 06:17:32.32 0
おはなんと

187 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/16(月) 06:26:20.26 0
すげーw
狼に久々にきたけどこのスレまだあるのかよw

188 :p27-120-201-52.sub.ne.jp@無断転載は禁止:2017/01/16(月) 06:35:04.28 0
コアラのマーチの絵柄を消すマシンを作る。一体なんのために…と思ったら深い理由があった
http://kuopa.kaleebso.com/88_6.html

189 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/16(月) 06:53:15.00 0
ちぇるさくの関係もさることながら自らの能力の認識に関する誤認という面白い切り口もあり
これからも作者さんの作品を期待しております

190 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/16(月) 07:55:34.08 0
>>187
いらっしゃいもうすぐ9周年になりますw

191 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/16(月) 09:38:16.65 0
小田ちゃんの人生何回目?な思考力を上手く小説に反映させてますね
なんかこう、書き手さんの優しさを感じます
自分にもこういう事ができたらな…

野中ちゃんの空気調律は早い話が蜃気楼を起こすような力ですかね?
あと時間編輯←ヨメナイダレカオシエテw

192 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/16(月) 11:37:53.12 0
輯がシュウ・ジュウ・あつめるって読むはずだから
(じかんへんしゅう)では?

193 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/16(月) 13:31:33.45 0
初めて読み方知ったwタイムエンディングで脳内変換してた

194 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/16(月) 13:53:16.66 0
>>192
編輯

おお、あった!
どうもですw

今のメンバーにヒーリング能力あるコが居なくて
ふくちゃんの複製に頼ってるのかそういや

195 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/16(月) 17:37:27.26 0
今日も寒いですね

196 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/16(月) 20:06:07.40 0
ウエエオエエ

197 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/16(月) 21:45:05.09 0
ここ最近でコメディな話あれば教えてください

198 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/16(月) 23:51:47.89 0
あぁ!コメディ良いねぇ

199 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/17(火) 00:12:36.06 0
最近は尻あるばっかですわ

200 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/17(火) 00:19:15.25 0
ここ最近だと確かにないかも…『マー修行』をコメディに入れて良いか迷うところ・・・

201 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/17(火) 00:43:21.14 0
まー修行の他だと・・・
多分コメディになりそうな後半いつまでもお待ちしています
『戦え、そのいただきますの為に(前半)』
http://resonant4.cloud-line.com/logmap/132/132-251/

あとは「りほりほこわい」とか?
http://resonant4.cloud-line.com/logmap/115/115-230/

次回予告シリーズでもたまにコメディに走ってたりするかな?
ここ一年だと日常系な作品もあるけどコメディは確かに最近は無いね

202 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/17(火) 06:14:39.32 0


203 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/17(火) 08:22:18.57 0
眠い

204 :ac254094.ppp.asahi-net.or.jp@無断転載は禁止:2017/01/17(火) 09:39:05.35 0
男性が生理になったら?女性特有の「つらさ」をマンガで描いた作者の思いとは
http://dubu.quannhacvang.com/20170117_8.html

205 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/17(火) 13:17:31.29 0
昼ー

206 :名無し募集中。。。@無断転載は禁止:2017/01/17(火) 13:37:40.38 0
>>201
どもです
いただきますの為にひでぇwww
先輩たち容赦ないw
ふくちゃんえりぽん小田ちゃんとか無敵やんw
りほりほこわいも問題作
笑いを抑えるのが大変ですw

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